6月2日(土) 土佐湾のイサキ釣り

先月に引き続き、高知の海へ。

前回はベタ凪&一日中潮止まりで貧果に終わってしまったので

今回こそは…


今日も天候には恵まれたようで

一日晴れ、波も穏やかな予報。


あとは釣るだけなんだけど さてどうなることやら。



最初のポイントは養殖場?まわり。


反応乏しく、アタリなし。


潮は少し動いているようだが 何だかとってもいやな予感。



風はそよそよ

太平洋にしてはベタ凪の部類なんだけど … 釣れない。



次のポイント行きましょうか〜


かつての定置網跡のようで、底から5mほどのところに反応あり。


マキエを振って仕掛けがなじむと ゴンゴン…



1匹釣れたら 何だか釣れそうな気がしてきた。


ポツリポツリと船中でイサキが揚がっている。


この群れを大切にして釣り続けないと。



風も止んで 釣りやすいんだけど

二枚潮のようで なかなか狙ったタナに仕掛けを送り込むのは難しい。


マキエ釣りといえども、エサを撒いたら釣れるというものではない。

マキエを出すタイミングや仕掛けの扱いが重要。


1回竿を振れば5〜10匹ほどのオキアミが

ポロポロとアミカゴからこぼれるようにカゴの隙間を微調節し(これがすごく大事)

マキエの帯のなかに針の付いた仕掛けを通すようなイメージで。

フカセ釣りと全く同じような感覚で。


イメージ通りに、マキエの中に仕掛けを通せばヒット率は格段に上昇する。


具体的には、魚の反応が40mより下にあるなら

一番下のサシエが40mにくるようにタナを決める。


今回使用した仕掛けはクッションゴム入れて7mくらいなので

まず38mまで天秤を落とし(このときサシエはまだ30mのところ)

20〜30秒待って仕掛けをなじませる。(このときサシエはまだ33〜34mのところ)

なじんだところで1〜2回竿をしゃくってオキアミをパラパラ撒き

さらに3mほど巻き上げたところで(このときサシエはまだ37〜38mのところ) もう一回竿を振ってコマセを出す。

そこから3m巻いたところで待てば コマセの帯の中に針の付いたオキアミが入り

38〜40mくらいのタナで同調するはず。


イサキがコマセに付いていれば10秒以内にヒットしてくる。

アタリがなければ もう一度5〜6m仕掛けを落として同様の操作をする感じ。

これを2セットしたらアタリがなくても回収するというパターン。


表層では 青物?がチラホラ。



標準和名はブリですが。


今日はイサキに混じってチダイもよく当たる。


徐々にイサキの活性も上がってきたのか

アタリがあっても少し巻いて待っていると 再びガガガ…


追い食い 成功。



ダブル・トリプルで数を稼ぐ。

最初のアタリですぐ揚げたら1匹ずつ。


少し待てば 針ハズレのリスクは伴うが

連掛けの可能性も出てくる。


メバルのような5連6連なんてことはないが

連掛けをさせていかないとなかなか数は伸びない。



いい感じになってきたかなと思ったら

小サバの大群が現れ マキエに付いてしまったようだ。

仕掛けを落としている最中にサシエに食いつき、勝負にならなくなった。


こうなってしまったら もうお手上げ。

水面下から イサキのいる水深まで小サバだらけ。

小サバに占領された釣り場を捨てて 次のポイントへ。



新しいポイントでも すぐにイサキが食ってきた。


遊漁やプレジャーが少ない海域なので

これまで他の遊漁と並んで釣ることなんかなかったが



他の船は苦戦しているようで

しばらくとなりで釣っていたが また移動していった。



ここでもイサキは釣れていたが

再び小サバの猛攻に遭い、ポイント移動。



風は全くなくなり 波の高さ5cmに。



新しいポイントに入れば、いい感じで当たってくる。

スカ流れなく

3回流せば こんな感じ。



高知のイサキは30cm超でも

しましまのウリ坊模様がついているものが多い。



昼前には 南風が吹いてきた。


少し深場のポイントに移動したが

ここでも小サバがサシエを取っていく。


チダイは掛かるものの イサキを追加することなく

12時 終了。



地球は丸い?ことが実感できる。

これほど綺麗な水平線を見るのは久しぶりだ。


後半やや失速したが 一日を通してアタリが続いて 50Lクーラー半分ほど。



大型はいなかったが 小型のウリ坊も釣れず

30cm前後の中型メインでそれなりの釣果に。


これからがイサキのトップシーズン。

釣ってよし、食べてよしの旬のターゲット もうあと2,3回チャレンジしたいものだ。



本日の釣果 イサキ 〜33cm 38匹 チダイ 10匹